ゲームの流れ

  • 4人でプレイする場合の基本的なゲームの流れを紹介します。
  • マージャンは地域やグループごとにローカルルールがありますが、ここで紹介することを覚えておけば、概ね問題なくプレイすることができます。
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  • (1)場所(席順)決め
  • 場所(席順)決めは、サイコロと牌を使用して行います。
  • 場所(席順)が決まったら、各プレーヤーに点棒を配ります。
  • 点棒は、10,000点棒、5,000点棒、1,000点棒、500点棒、100点棒の5種類があります。
  • 4人マージャンの場合は初期点棒が25,000点あるか各プレーヤーで確認します。
  • 点棒の内訳は、10,000点棒が1本、5,000点棒が2本、1,000点棒が4本、500点棒が1本、100点棒が5本です。
  • 500点棒がない場合、100点棒5本で代用します。
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  • (2)親決め
  • マージャンでは、1人が親で3人が子という立場です。
  • 最初の親をサイコロで決めます。
  • 親は交代制で、反時計回りに順番に回ってきます。
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  • 各プレーヤーは、東南西北(トン・ナン・シャー・ペー)の方角で呼ばれます。
  • 親が東家(トンチャ)で、親から左回りで、南家(ナンチャ)、西家(シャーチャ)、北家(ペーチャ)と呼ばれます。
  • 親が移動すると、その呼び名も移動するので、その時の親が常に東家となります。
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  • (3)洗牌(シーパイ)・壁牌(ピーパイ)作り
  • 洗牌(シーパイ)とは、牌をよく混ぜることで、トランプで言うシャッフルです。
  • 壁牌(ピーパイ)とは、卓上に積み上げられた牌のことです。
  • 壁牌は一般的には牌山(ハイヤマ)または、山と呼ばれます。
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  • (4)配牌(ハイパイ)
  • 牌山のセッティングが完了したら、配牌(ハイパイ)の開始です!
  • 配牌とは、牌山から牌を各プレーヤーが集めることです。
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  • 配牌は、親から順番に時計回りで牌を取って行きます。
  • それを計4周するのですが、3周までは一回につき4枚ずつ取り、最後の1周は1枚ずつ取るので、計13枚となります。
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  • 最後の1周で1枚ずつ取ると説明しましたが、親だけは最後の1周で2枚取ります。
  • ただし、連続する2枚の牌を取るのではなく、配牌後の最初のツモ(=牌山から牌を取ること)が親なので、その最初のツモ牌を配牌時に一緒に取る形となります。
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  • (5)対局(タイキョク)開始
  • 牌が配られたところで、対局開始です。
  • マージャンでは壁牌の所定の位置から牌を1枚取り、手牌の中から不要な牌を1枚捨てる、このワンセットが基本の動作です。
  • この動作を反時計回りで、各プレーヤーが順に繰り返しながらアガリを目指します。
  • アガるには役というものが必要となります。
  • 役の種類については後述します。
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  • 配牌の時点で、親は子より1枚多く牌を取っているので、まずは親が不要な牌を1枚捨てるところからスタートします。
  • 誰かがアガるか、壁牌が無くなったら終了です。
  • 誰もアガらずに終了することを流局(リュウキョク)と言います。
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  • (6)点棒の授受
  • 誰かがアガるか、壁牌が無くなれば、対局終了です。
  • アガった役に応じて、点棒の授受をします。
  • 洗牌から点棒の授受までがゲームの最小単位で、局(キョク)と呼びます。
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  • (7)親の移動
  • 親以外の人がアガると親が右隣のプレーヤーに移動します。
  • 親がアガった場合は移動しません。
  • ここまで終えたら、再度洗牌を行い次の局を始めます。
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  • (8)終局(シュウキョク)
  • 各プレーヤーの親番が1回ずつ回ってくるゲームを東風戦(トンプウセン)、2回ずつ回ってくるゲームを東南戦(トンナンセン)または半荘(ハンチャン)と言い、一般的には東風戦か東南戦を終えたら終局となります。
  • 但し、プレーヤーの点数に差がついていない場合は延長戦に入るローカルルールがあります。
  • 東風戦の延長戦を南入(ナンニュウ)、東南戦の延長戦を西入(シャーニュウ)と言います。
  • 終局となったら手持ちの点数を確認して最終的な順位を確認します。
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  • 親が1周するまでを東場、2周目を南場と言います。
  • つまり、東風戦は東場だけで終わるゲームで、東南戦は東場と南場を行うゲームということです。
  • 親が2回以上連続で同じプレーヤーになることを、親の連荘(レンチャン)と言いますが、連荘がなければ東場も南場も最短4局ずつとなります。
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