• マージャンには副露（フーロ）というルールがあり、一般的には「鳴き」と呼ばれています。
• これは他のプレーヤーが捨てた牌を拾って自分の物にする行為のことです。
• 鳴きは手を早く進めるのに効果的ですが、狙いがバレやすい・リーチなどの役がなくなるなどデメリットもあります。
•  
• 鳴きにはポン、チー、カンの３種類が存在します。
•  
• ポン
• ポンは、手牌の対子（トイツ）を刻子（コーツ）にする鳴きです。
• 対子とは同じ牌の２枚の組合わせ、刻子とは同じ牌の３枚の組合わせのことです。
• 誰かがポンの対象となる牌を捨てたタイミングで「ポン」と発声し、捨てられた牌を拾います。
• 刻子となったは牌は他のプレーヤーに見えるように卓の右端に晒します。
•  
• 
•  
• チー
• チーは、手牌の塔子（ターツ）を順子（シュンツ）にする鳴きです。
• 塔子とは同じ種類の数牌２枚の連番のこと、順子とは同じ種類の数牌３枚の連番のことです。
• チーの対象となる牌を捨てたタイミングで「チー」と発声し、捨てられた牌を拾います。
• 順子となった牌は他のプレーヤーに見えるように卓の右端に晒します。
• ポンとは異なり、上家（左隣のプレーヤー）の捨て牌しかチーをすることは出来ません。
•  
• 
•  
• カン
• カンは、刻子（コーツ）を槓子（カンツ）にする鳴きです。
• 刻子とは同じ牌の３枚の組合わせ、槓子とは同じ牌の４枚組のことです。
•  
• カンをすると「カンドラ」と呼ばれるドラが表になり、ドラが増えます。
• ドラについては後述しますが、簡単に言うとドラと呼ばれる牌を持っていると、アガった際の点数が高くなります。
• また、カンをした面子（メンツ）は本来３枚で１面子のところを４枚にしてしまうので、１４枚というアガリの基本型が成立しなくなります。
• その不足分を補うために、カンをしたら必ず１枚追加で牌を取ります。
• 面子とは刻子や槓子などの牌の組み合わせのことです。
•  
• 
•  
• カンはポンやチーと比べると少し複雑で、３種類（暗槓（アンカン）、大明槓（ダイミンカン）、小明槓（ショウミンカン））あり、それぞれ成立条件や手順が微妙に異なります。
• まず、大きく暗槓（アンカン）と明槓（ミンカン）の２種類に分けられます。
•  
• （１）暗槓（アンカン）
• 暗槓とは、他のプレーヤーの捨て牌を使わずに、自分がツモをした牌のみで完成させるカンです。
• 鳴きの中で唯一、リーチをしている状態でもできます。
• 牌の真ん中の２枚、もしくは両端だけを表に向けて晒します。
• まず、４枚全てを表にして他のプレーヤーが確認してから裏にするのがマナーです。
•  
• 
•  
• （２）大明槓（ダイミンカン）
• 大明槓とは、手牌に刻子がある際に、他のプレーヤーの捨て牌を拾って完成させるカンです。
• ４枚全てを表に向けて晒します。
• 誰から牌を貰ったか分かるように、牌の一つを横向きにすることで分かるようにします。
• 上家（カミチャ=左隣の人）からカンした場合は左端の牌を、下家（シモチャ=右隣の人）からカンした場合は右端の牌を、対面（トイメン=正面の人）からカンした場合は真ん中の牌を横向きにします。
•  
• 
•  
• （３）小明槓（ショウミンカン）
• 小明槓とは、手牌にある明刻（ミンコ＝ポンをして他のプレーヤーに晒している刻子）に、自分がツモをした牌を追加して完成させるカンです。
• 既にポンで晒されている牌の中で横になっている牌の上に同じように横にして重ねます。
• 上家（カミチャ=左隣の人）からポンした場合は左端の牌、下家（シモチャ=右隣の人）からポンした場合は右端の牌、対面（トイメン=正面の人）からポンした場合は真ん中の牌の上に置きます。
•  
•